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2024年1月2日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、2年ぶりに、モエレ沼公園のガラスのピラミッドで「親子で楽しむアートワークショップ・Family Art Day」を開催することができました。木工や建築、写真のコラージュや転写技法を使ったポートレート、様々な素材と技法を使い、今回も沢山の素晴らしい作品が生まれました。親子で顔を付き合せて、心と身体でモノ作りに励む姿が印象に残る豊かな時間でした。

また、札幌市東区にある絵本の魅力を伝えるカフェ「ゴルディロックス」で、日本画家・駒澤千波さんの個展『ハナビワニ』のお手伝いもさせていただきました。未発表作品の創作絵本『ハナビワニ』の原画を中心に、近作の日本画を展示し、絵本ワークショップも開催させていただきました。

好きな絵本を一冊選んでもらい、そのお話の続きを想像し、水干絵具や箔も使って、思いのままに描きました。想像の世界を描く子、慎重に下絵から描いていく子、迷いなく筆を走らせる子、美しい色彩を放つ新たな物語がたくさん生まれました!沢山の親子にご参加いただき、笑い声や歓声が響き渡るとても楽しい時間でした★

秋には、小樽にある築130年の歴史的建造物である「旧小樽倉庫-unga plus gallery」を舞台に、『北前船が繋ぐ寄港地の記憶 -富山のガラス-』を開催いたしました。北前船の寄港地であった”小樽”と”越中”(富山)の二つの地に継承するガラス文化に焦点を当て、富山を拠点に多様な表現形態で制作するガラス作家の作品を展示いたしました。

また、通年にわたり、北海道旭川の家具メーカー・カンディハウス道央支店の壁面作品のコーディネートもさせていただきました。昨年より、札幌在住の画家、久野志乃さんの作品も展示させていただいております。

アーティストや会場の方々、デザイナーや写真家、そして、会場に足を運んでいただいたみなさま、たくさんの方のおかげで、充実した1年を終えることができました。

今年も、様々な形でアートに関わる機会を創っていけたらと思っております。
展覧会やイベントの詳細につきましては、SNSにてご案内させていただきますので、是非、そちらもご覧ください。

今年もみなさまにとって良い一年になりますように。
どうぞよろしくお願いいたします。

withart 本間 真理


2023年6月28日

親子で楽しむアートワークショップ- FAMILY ART DAY 2023-


フライヤーデザイン:足立 詩織 SHIORI GRAPHIC

◇開催概要
開催日程:2023年8月19日(土)、20日(日)
会  場:モエレ沼公園ガラスのピラミッド1階 スペース1
主  催:withart
特別協賛:株式会社大丸藤井セントラル

今回で7回目を迎える『Family Art Day』は、夏休み期間中の2日間に渡り、モエレ沼公園ガラスのピラミッドで開催します。イサム・ノグチの願いであった、子どもたちが遊びながら芸術に親しむように、アーティストや建築家を講師に迎え、様々なプログラムを企画しました。
「アーティストってどんな人?」「建築家ってどんな仕事をしているの?」
アーティストの作品を鑑賞し、建築家の仕事を知り、素材や道具に触れ、心と身体で体感してもらう2日間です。ぜひ、親子でアートに触れるひと時をお楽しみください。

◇ワークショップ講師
赤坂 真一郎(建築家)
クスミ エリカ(美術作家)
清水 宏晃(木工作家)
武田 浩志(画家)

◇参加料:2,000円
◇定員:各20名(要予約)

◇ワークショップのご予約方法
下記の項目①~④をご記入の上、メールでお申し込みください。
info@withart-mh.com 担当:withart 本間 真理

①保護者のお名前
②お子さまのお名前、年齢
③電話番号
④参加希望のワークショップ名

*7月29日(土)10:00より予約を開始いたします。
*保護者または大人のみの参加も、各回5名まで受付いたします。
参加希望の方は、メールにその旨をご記入の上、お申込みください。
(保護者の方も参加の場合は、追加で2,000円頂戴いたします。)
*定員になり次第、締め切りとさせていただきますので、ご了承ください。
*2日以内にお申し込み受付完了のメールをお送りいたします。受信できるように事前に設定をお願いいたします。
*2日以上経ってもメールが届かない場合は、お手数ですがお電話でお問い合わせください。

◇ワークショッププログラム
①8月19日(土)11:00-13:00
絵画ワークショップ『転写技法を使って“ポートレート”をつくろう!』
対象:5歳以上

美術家の武田浩志さんと一緒に、「転写」という技法を使って「ひとがた」の作品をつくります。「転写」とは、新聞や雑誌などの印刷物の絵柄を接着し、画面に写し取ること。人のカタチをした木の板に、好きなマンガや雑誌、カラフルな絵柄の折り紙などを写し取り、キラキラしたラメも散りばめて、作品をつくります。色やカタチの重なりから、予想もできない創造の世界を楽しむワークショップです。

*講師プロフィール
武田 浩志 Hiroshi TAKEDA (画家)
1978年札幌市生まれ、札幌市在住。2003年北海道教育大学芸術文化課程美術工芸コース卒業。2017年から naebono art studio 共同運営。蛍光色を用いた鮮やかな色層と透明メディウムを繰り返し重ね、そこに印刷物やラメ、金箔などを織り交ぜた絵画作品を主として制作する。主な展覧会に、Utopia MoMo-Iro 14(salon cojica/札幌/2022年)、TAKEDA system vol.10(苫小牧市美術博物館中庭/苫小牧/2021年)、Utopia MoMo-Iro 9(MIKIKO SATO GALLERY/ハンブルク/ドイツ/2015年)、札幌国際芸術祭2014(札幌大通地下ギャラリー500m美術館/札幌/2014年)など。

② 8月19日(土)14:30-16:30
建築ワークショップ『“コピー用紙”をつかって建物の模型をつくろう!』
対象:小学4年生以上

建築家の赤坂真一郎さんと一緒に、どこにでもある普通の紙を使って、建物の模型をつくります。
紙を折ったり、ねじったり、紙をくしゃくしゃにすると・・・あら不思議!
紙の特性を生かしながら、のりやテープを使わずに、紙とハサミだけで模型をつくります。
身の回りにあるモノの仕組み「構造」に目を向け、模型作りを楽しむワークショップです。

*講師プロフィール
赤坂 真一郎 Shinichiro AKASAKA(建築家)
1970年生まれ。主な受賞に北海道赤レンガ建築奨励賞、INAXデザインコンテスト金賞、JCDデザイン賞優秀賞、日本建築学会北海道建築奨励賞など。 建築だけではなく、プロダクトやアートなど様々な分野で創作活動を展開している。

③ 8月20日(日)11:00-13:00
コラージュワークショップ『お気に入りの写真を組み合わせて不思議な世界をつくろう!』
対象:5歳以上

美術作家のクスミエリカさんと一緒に、「コラージュ」という技法を使って作品をつくります。クスミさんが撮影したモエレ沼公園の写真や、好きな人やモノ、風景などお気に入りの写真を使って、新しい景色をつくります。いろんな形に切り抜いた写真を組み合わせて、台紙に貼り付け、色を塗ったり、絵を描き足したり、思いのままに手を動かしてみましょう。いつもの世界から、ちょっと不思議な想像の世界を楽しむワークショップです。

*講師プロフィール
クスミ エリカ Erika KUSUMI(美術作家)
1982年北海道札幌市出身。フォトグラファー、ウェブデザイナー、美術作家。
自身で撮影した写真のみを素材とし、デジタル処理を施した「デジタルコラージュ」作品を制作。
2020年札幌市文化奨励賞、道銀芸術文化奨励賞受賞。
主な展覧会に、個展「未明の旅」(GALLERY SCENA・東京/2023)、「Through The Eyes of Hokkaido
Artists」(絶對空間・台南/2022)、「VOCA展2019」(上野の森美術館・東京/2019)、「モーション/エモーション-活性の都市-」(札幌芸術の森美術館/2016)など。

④ 8月20日(日)14:30-16:30
木工ワークショップ『いろんな木を組み合わせて“ペン立て”をつくろう!』
対象:5歳以上

木工作家の清水宏晃さんと一緒に、いろんな種類の木を使って、「ペン立て」をつくります。清水さんは、木を加工して、椅子や器、木彫りのクマなど、さまざまな作品をつくっています。木は、ずっと昔から使われてきた身近な素材で、色やかたさ、木目もそれぞれ異なります。手で触れて、木の表情を楽しみ、机の上が楽しくなる暮らしの道具をつくります。身近な素材に触れながら、造形する楽しさを体験するワークショップです。

*講師プロフィール
清水 宏晃 Hiroaki SHIMIZU(木工作家)
1973年札幌市生れ、札幌市在住。1996年 中央大学文学部哲学科卒業。2004年 北海道芸術デザイン専門学校卒業。2004~2007年 河野銘木店工場勤務。2007年 独立、工房設。北海道札幌市を中心に、主に無垢材を使用した木製家具や小物の製造、販売。オリジナル作品の制作とともに、家具、小物のオーダー制作。ながい時をかけて育った木を使い、生活が豊かになるような作品作りを心がけている。