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2015年2月20日

春を呼ぶノートを作る会

こんにちは。 日差しが日に日に温かくなり、もうすぐ春がやってきそうな気配がしますね。
先日、札幌のMANUFACTURE&WORKで開催された「紙の店 馬淵」さんによる製本教室に参加してきました。その名も“春を呼ぶノート”作り。

会場のMANUFACTURE&WORKさんと馬淵さんで一緒に選ばれた素敵な材料を使って、くるみ製本という無線綴じによるノート作りを体験してきました。
表紙は、アンティークの布に白い紙。
表紙の紙やしおりひも、花ぎれと呼ばれる背板の端にちらっと覗く布などを選ぶことができ、自分の手で作るたった一つのノート作りです。

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この1冊のノート作りに掛かった時間は、なんと4時間にも及びました! でも、集中して制作した時間は、あっという間に過ぎていき、 すべての行程を手作業で丁寧に行い、進めていきます。 最後に、この素敵な佇まいのプレス機を使って、1日置くと完成です。

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ノート作りを体験し、今使用している規制のノートや絵本などの製本にも目がいくようになり、また一つ自分の知らない世界を知ることができました。 自分の一生の中で、経験できることは本当に僅かです。新しい世界を覗くことはワクワクしますね。

「紙の店 馬淵」さんは、札幌で主に書くことに重きを置いた紙ものを扱っている珍しいお店です。私もいくつか使わせていただいていますが、改めて“紙”って良いなあと感じさせてくれる書き心地、触り心地、佇まいも素敵なものばかりです。 ぜひ、一度足を運んでみてください。

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紙の店 馬淵 札幌市中央区南2条西8丁目5-4 FabCafe2階 12時~19時 定休日 月・火

MANUFACTURE & WORK 札幌市中央区北9条西20丁目2-7


2015年2月10日

船山奈月さんの木の器

こんにちは。

Gallery shopに、新たに札幌の木工作家、船山奈月さんの木の器を掲載しましたので、ご案内いたします。
船山さんは、withartの第1回目の企画展に参加いただきました。

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「黒染め舟皿」 130×340×45mm

船山さんは、木を刳って作る器を中心に制作されています。硬い木を手で削った後が残る
手仕事の魅力を肌で感じられる作品で、日常使いの様々な形をした器の他、オブジェのような佇まいをした器など、幅広い作品を制作されています。
以前に企画展に参加いただいた時に、船山さんからこのようなメッセージをいただきました。
「機能的で美しい器は理想ですが、形を愛でるオブジェと、容器としての機能、その二つの意味の間を漂っているような器を私は作りたいです。」
この制作に対する思いに感銘を受けました。今回はwithartの考えも考慮いただき、まさに”二つの意味の間を漂っているような器”を制作いただきました。

私も自宅でお皿などを使わせていただいていますが、使っていくうちに変化していく木の表情によって、日常に良い空気が流れ、一緒に過ごしていく時間を楽しませてくれるような作品です。

この器は、器としては少々大き目かもしれませんが、グリーンと一緒に、果物やパンなどをのせたり、使い手によって色々な使い方を発見できる作品です。

木の器のお手入れはちょっと心配・・といった方も、普段のお手入れに関するメモも作成いただいています。
写真をご覧になって気になった方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。