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2020年11月19日

クリスマスディスプレイ展始まりました

11月10日(火)より、“百合が原公園“の冬の恒例イベント、『クリスマスディスプレイ展- 森と光とアートと- 』が始まりました。今年は、札幌市南区にあるお花屋さん”Green Art 百々屋”さんが監修され、withartも少しだけお手伝いをさせていただいています。

温室に入ると、百々屋さんが手掛けられた大きなシンボルツリーが出迎えてくれます。百合が原公園内に生息している木々や実、葉などを使って、直径2.5mもある大きなリースが飾られています。

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今回のテーマは、“クリスマスディスプレイ”の意味を改めて考え、クリスマスツリーが飾られた原点、「生命の象徴」に着目し、ご提案させていただきました。

クリスマスツリーは、今では、“もみの木”などが多く使われていますが、冬も枯らさない「ヤドリギ(宿り木)」を飾ったのが始まり、という説もあるとか。「ヤドリギ」は、根をはらずに、青々とした姿を保っていることから、欧米の人々にとって再生や永遠の命のシンボルとしてとらえられていました。

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シンボルツリーの周りに「ヤドリギ」を配し、美術作家の鈴木果澄さんが描いた生命力あふれる動物や植物の作品と共に、装飾を試みました。

また、会場には、紙や木、金属など、様々な素材と向き合い制作するアーティストのクリスマスリースや小作品の展示販売も行っています。

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会場内に点在する、百々屋さんが手がけられたドライフラワーやキャンドルなどの美しさも目を惹きます。

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今年は、コロナウィルスの感染が拡大し、落ち着かない日々が日常となりました。これから迎える長い冬を、少しでも心穏やかに過ごすことができることを願って。

作り手の心を感じる作品と共に、クリスマスの歴史に思いを馳せ、観る人それぞれがクリスマスのイメージを広げてほしいと願っています。

*リース制作作家*
畑江 俊明(鉄)
藤井 葉子(紙)
船山 奈月(木)
前田 育子(土)
米田 朋子(土)

■開催概要
開催期間:11月10日(火)- 12月13日(日)*月曜定休
開催時間:8:45 – 17:15
開催場所:百合が原公園 百合が原緑のセンター 中温室
札幌市北区百合が原公園210番地
観覧料金:高校生以上 130円
*中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の掲示により無料
主  催:(公財)札幌市公園緑化協会 百合が原公園
協力監修:Green Art 百々屋(椿 豊、椿 美恵子)、鈴木 果澄(美術作家)