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2013年8月26日

Madura Sapporo

前回の企画展に続き、Madura Sapporo のwebサイトに”SWEEPING”展を掲載いただきました。

マドューラは、札幌のアクティブな60代以上の大人たちに向けて情報を発信するフリーマガジンで、紙媒体と連携したWebサイトもあります。

「学ぶ」「働く」「美しく」「健康」
「旅する」「集う」「食する」「遊ぶ」 
など、幅広いテーマを取り上げ、情報を発信しています。

今夏に配布されているMaduraの特集は、「札幌産を食する」。
札幌で作られている「食」をテーマに、丁寧に食作りに励む農園を中心に、ご紹介しています。

”SWEEPING”展を開催するSYMBIOSISは、札幌の街中に位置し、
2階にはイタリアやパリを中心としたインポートブランドを扱う「Fortuna」、
3階は、オーダーのジュエリーを扱う「AI KOMORI」があり、
展覧会を観て、ショッピングも楽しめる空間になっています。

ぜひ、気軽に足を運んでいただき、作品を観る楽しさを味わっていただきたいと思います。

 

 


2013年8月3日

新里明士「Luminescence…」展

渋谷ヒカリエのTOMIO KOYAMA GALLERYで開催されている新里明士さんの展覧会 “Luminescence…” に行ってきました。初日のオープニングには多くの人が集まり、
小山登美夫さんとの興味深いトークも繰り広げられました。

今回の展覧会では、様々な高さの展示台に設置された“光器”が群を作り、ほの白い光の群が真っ白な空間全体を灯しているインスタレーションのような作品が展開されていました。

新里さんの作品は、白磁に穴を空け、透明の釉薬を埋めて焼成した作品で、光が透けて様々な模様やラインが浮かびあがる作品ですが、今回は新しい試みも発表されていました。

穴を釉薬で埋めずにそのままにした、真っ青な器。 「器=使う」と考えると、開けた穴を釉薬で埋めていたそうですが、穴を埋めずに表現として成立させた“間”を意識した作品です。透き通るような真っ白な作品が展示されているなか、美しい瑠璃色がとても印象的でした。

この作品も、まさに用途を意識せずに、陶の表現として制作された作品です。陶器の穴から漏れる淡い光がGallery全体を包みこみ、心休まる作品でした。

9月に札幌のspace SYMBIOSISで開催する“SWEEPING”展では、様々な大きさの器を発表する予定です。佐々木秀明さんの水と光のインスタレーション、朝地信介さんの日本画との3人展、3人の世界観がどのように共鳴するか、ぜひ体感しにお越しください。

新里 明士「Luminescence…」展
2013年7月31日(水)- 8月12日(月)
11:00-20:00 会期中無休
TOMIO KOYAMA GALLERY
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8階
8/ART GALLERY/TOMIO KOYAMA GALLERY