木工作家の船山奈月さんと一緒に、色々な形の木を使って“夢の島”を作ります。
船山さんは、木を削り出し、頭の中に色々な景色を思い浮かべながら、木の器を作っています。
器を作るときに生まれる面白い形の木を使って、みんなの心の中に描く“島”を作りましょう。
海に浮かぶ島、天空の島、どんな世界も作ることができます。
木を積み上げたり、削ったり、色を塗ったり、木に触れながら、造形を楽しむワークショップです。

最初に、木工作家の船山奈月さんがどんな作品を作っているのか、写真を交えながら作品をご紹介いただきました。奈月さんは、ノミや彫刻刀を使って木を彫りだし、器を作っています。ちょっとだけ、木材を彫る実演もしていただき、大人も子どもも大興奮！分厚い木材を、ノミや金槌を使ってカンカンと勢いよく彫りだす作業に、大人も子どもも釘付けでした！

今回のワークショップで使わせていただいた素材は、奈月さんが器を作るときに生まれる面白い形の端材をご用意していただきました。この贅沢な端材を使って、それぞれが心に思い描く”夢の島”を作ります。

好きな形の木材を選んだら、並べたり、重ねたり、思い思いの景色を作っていきます。

子どもたちは、下書きもなく、迷わず手を動かし、どんどん作り上げていきました。今年のFamily Art Dayも、大丸藤井セントラルさんより様々な画材をご提供いただきました。アクリル絵の具やポスターカラー、色鉛筆にクレヨン、スタンプインクなど、見ているだけでもワクワクする画材に、制作意欲が湧いてきます★

出来上がった島々は、このとおり！端材の形からイメージを膨らませ、素晴らしい作品が生まれました！

こちらは、まるで魚の形に切り出した木材のように見えるほど、見立て上手！！

輪になった木材を生かしたこんな素敵な島も。

まあるい木材を顔に見立てた、可愛らしい表情の人も出現しました！

サッカーが大好きな男の子は、島とつながるサッカー場も作ってくれました！

最後は、みんなで発表会！お友達が作った作品に、興味深々の様子。参加者全員の作品に、奈月さんから感想もいただき、個々の表現力の素晴らしさに感嘆の声が上がりました。

今回は、「器の中に景色を見る」という奈月さんの思いからヒントを得て生まれたワークショップでした。器を切り出した後の面白い形、断崖絶壁のように見えてくる木材の表情などから、新たな視点で形を見出し、景色を作っていきました。子どもたちそれぞれの感性が本当に素晴らしく、見ているだけで、ワクワクした気持ちになりました。

木に触れる楽しさを存分に味合わせてくれた奈月さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました！