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Workshop

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アルミ線をたたいて、ねじって、”インスタレーション作品”を作ろう!

講師:佐藤 歩惟(金工作家)

開催日/8.2 fri. 札幌市民交流プラザ SCARTSスタジオ1

対象:5歳以上

参加費/1,800円

金工作家の佐藤歩惟さんと一緒に、アルミ線を使って、みんなで大きな作品を作ります。佐藤さんは、鉄やアルミなどの金属を使って、色々な形の作品を作っています。
アルミ線をたたいて、ねじって、好きな形を作り、作品を壁一面に吊るしましょう。
みんなの作品を設置した空間が一つの作品に生まれ変わります。
身近な素材に触れながら、作品を作り、空間を体感するワークショップです。

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最初に、金工作家の歩惟さんの”作品”を見せていただきました。鉄を使った立体の作品や、ワークショップと同じアルミ線を使った作品をご紹介していただき、初めて目にする作品に子どもたちもワクワク!身を乗り出して、歩惟さんのお話を聞いています。

歩惟さんのアルミ線を使った作品は、金槌でたたいてから、ねじったり、曲げたりして、成形しています。今回のワークショップでも、歩惟さんの制作と同様に、様々な大きさや形をした金槌を使って、アルミ線をたたきました。

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アンビルと呼ばれる金属の台にアルミ線を乗せ、親子で協力しながら、アルミ線をたたいていきます。先端が丸い金槌や平たい金槌、少し尖った金槌など、金槌の形によって、アルミ線の表情も変わります。この「たたく」作業がとても面白かったようで、大人も子どもも、夢中になってたたいていました。

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アルミ線をたたいた後、曲げたり、ねじったりして、好きな形を作りました。中には、自分の身体にアルミ線を巻き付けて成形する子も!

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出来上がった作品は、歩惟さんの手によって、次々と天井から吊るされていきました。

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最後は、みんなで鑑賞タイム。今回のワークショップは、”インスタレーション”という空間全体を体感する作品に挑戦しました。絵画などの作品と比べて大きく違う点は二つ。一つは、一方向ではなく、様々な角度から作品を観ることができるということ。下からのぞいたり、ぐるっと回ったり、寝転んでみたり。撮影も様々な角度から楽しんでいたようです。そして、もう一つの違いは、一度きりの作品だということ。参加者全員の作品を展示したこの空間は、この時のみ!

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ホームセンターなどで簡単に手に入る”アルミ線”という身近な素材が、こどもたちの手によって、新しい形に生まれ変わり、光と影が生み出す”インスタレーション”作品になりました!

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金槌でたたくことによって、光を受けたときの表情が変わるのもこの作品の魅力。それぞれが自宅に持ち帰り、日の光や照明によって、また異なる表情を楽しんでもらえたら嬉しく思います。

金属という素材の魅力を教えていただいた歩惟さん、また、全力で楽しんでくれた参加者の皆様、本当に、ありがとうございました!


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