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  • 北前船が繋ぐ寄港地の記憶 『富山のガラス』
  • 2023.11.3 Fri. - 11.12 Sun.
  • 11:00 - 18:00
  • unga plus gallery
  • 北海道小樽市色内2丁目1番20号
  • 明治から大正にかけて、北海道開拓の玄関口として栄えた小樽。ニシン漁の発展と共に、日本海から瀬戸内海、大坂を結ぶ「北前船」によって、さらなる発展を遂げていきました。

    北前船主が建造した「旧小樽倉庫 - unga plus gallery」を舞台に、寄港地であった”小樽”と”越中”(富山)の二つの地に継承するガラス文化に焦点を当て、富山を拠点に多様な表現形態で制作するガラス作家の作品を展示いたします。

    北前船が繋ぐ歴史に思いを馳せ、時代を超えて受け継がれるガラスの魅力をお楽しみください。

  • DMデザイン:drop around
    記録写真:山岸靖司

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作家紹介 artist introduction

  • ガラス作家
  • 岩坂 卓 Suguru Iwasaka

    【略歴】
    2003 明星大学 日本文化学部 生活芸術学科 卒業
    2006 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
    2006−2016  EZRA GLASS STUDIO スタッフ
    2016 個人作家として富山を拠点に活動
    【経歴】
    2016 アーティスト・トーク ジャムファクトリー(オーストラリア)
    2017 第3回工芸とアートの金沢オークション
    2017 酒茶の楽しみ展・KARANIS Gallery・東京
    2019 第5回工芸とアートの金沢オークション
    2019 Glass Exhibition 今庄旅籠塾 若狭屋・福井
    2021  ART FAIR TOKYO 2021・東京
    2021 国際工芸アワードとやま2020 巡回展・富山
    2022 春を感じる華やかなガラス 日本橋三越本店・東京
    2022  ART FAIR TOKYO 2022・東京
    2022 「これやん」出品
    2023 富山ガラスフェア 日本橋三越本店・東京
    2023  ART FAIR TOKYO 2023  東京国際フォーラム・東京
    2023 いぬねこの器展 富山ガラス美術館5F ギャラリー1・富山・保護猫喫茶necoma・東京
    2023  いんすぴ展 パークホテル東京 34階・東京
    【プロジェクト】
    2017-2018 新富山駅  LRT空間 トランジェット・ライティング・ウォール 北側
    2019- 富山アイコニック 企画制作(*2021年 NHK BSP イッピン出演)
    2020 平等院奉納プロジェクト・京都
    【受賞歴】
    2018 第七回 現代ガラス展in山陽小野田 入選・山口
    2019 TAG AWARD (Toyama Art & Glass Award) 審査員特別賞
    2021 国際工芸アワードとやま2020 入選
    【建築所蔵作品】
    2017 富山市医師会看護専門学校ロビー壁面・窓ガラス 2作品・富山
    2018 株式会社 シモアラ本社 エントランス作品・石川
    2023 羽田空港 国際線第3ターミナル 新設 JALサクララウンジ4階 6作品・東京

  • https://usubiglass.com/aboutus/iwasaka
  • message
  • 「Symbiosis 」シリーズは、悠久の時を語る石(自然物)と、光と共にうつろう硝子 (人工物)を用いて「共生=ともいき」の精神を表現した作品です。

    あらゆる違いが存在する地球上で全てのものに命があると考えその違いを尊重し互いを生かす「共生」には、この先を豊かに生きるための
    真理を感じています。

    瞬く間に散りゆく人という存在は、何を繋いでいくのか、一瞬の存在である人が放つ光は
    どんなものか、自然に耳を傾け、寄り添うことを大切に制作しています。

    今回は、北前船と縁の深い地(北海道・富山・福井・京都)の石を使用しています。
    北陸は北海道と縁が深い地域です。北前船の寄港地でもあり、船乗りも多く、
    開拓時代は、開拓民全体の67%以上の人が東北・北陸地方の方だったそうです。

    先人の人たちが北海道の厳しい自然とどのように向き合い「共生」していったのか、
    住み慣れた地を離れ、遠くの地に向かう時どんな気持ちだったのか、
    想いを巡らせながら制作させて頂きました。

    もしかしたら、皆様のご先祖の出身地の石があるかもしれません。
    先人の想いやルーツと共に、自然と人とのあり方について
    思い見る一助になれば幸いです。

  • ガラス作家
  • 北村 三彩 Miya Kitamura

    1997 京都市銅駝美術工芸高等学校 陶芸科 卒業
    1998 京都市工業試験場卒業 陶芸科 卒業
    2002 富山ガラス造形研究所 卒業
    2002−2005 富山ガラス造形研究所 助手
    2006−2008 倉敷芸術科学大学 芸術学部 工芸・デザイン学科 ガラスコース 補助員
    2009−2013 金津創作の森 ガラス工房 エズラグラススタジオ スタッフ
    2013−2016 一般財団法人 富山市ガラス工芸センター 富山ガラス工房 スタッフ
    2013 Wheaton Artsのガラスウィークエンドにて作家山野宏のアシスタントとして参加・アメリカ ニュージャージー州 ミルヴィル
    2016 富山にて独立
    【経歴】
    2014 東京ビックサイト ギフトショー・東京
    2015 現代ガラスの美 富山のガラス作家展 阪急うめだ本店・大阪
    2016 アーティスト・トーク・ジャムファクトリー・オーストラリア・アデレード
    2016 秋を楽しむ酒器展 新宿伊勢丹・東京
    2016 茶道具展・銀座三越・東京
    2017 TOYAMA MATERIAL・AXSIS Gallery・東京
    2017 酒器展・KARANIS Gallery・東京
    2017 香りの棚展・KARANIS Gallery・東京
    2017 作品展・岩田屋・福岡
    2017 夏盛り展・神戸大丸・神戸
    2018 夏のうつわ展・銀座三越・東京
    2019 Glass Exhibition 今庄旅籠塾 若狭屋・福井
    2022 春を感じる華やかなガラス 日本橋三越本店・東京
    2023 富山ガラスフェア 日本橋三越本店・東京
    2023 いぬねこの器展 富山ガラス美術館5F ギャラリー1・富山
    【プロジェクト】
    2017-2018 新富山駅  LRT空間 トランジェット・ライティング・ウォール 北側
    2019 富山アイコニック 企画制作(*2021年 NHK BSP イッピン出演)
    2020  平等院奉納プロジェクト・京都
    【受賞歴】
    2001 世界工芸コンペティション・金沢 入選・石川
    2011  金津創作の森 第5回 酒の器展 入選 ・福井
    2013 金屋町楽市 大賞受賞・富山
    2013 富山市美術展 奨励賞受賞・富山
    2015 第54回 日本クラフト 入選・東京
    2022 伊丹国際クラフト展 酒器・酒盃台 入選・兵庫建築所蔵作品
    2017 富山市医師会看護専門学校ロビー壁面・窓ガラス 2作品・富山
    2018 株式会社 シモアラ本社 エントランス作品・石川

  • https://usubiglass.com/aboutus/iwasaka
  • message
  • 想像したものを、かたちに換える。
    単純で簡単に思えるこの作業は、とてつもなく難しく、そして楽しい。

    私の思う理想のモノには、感覚とそれに連動する動作が必要とされ、
    人はある意味、道具に変わる。

    流動するガラスには、対話があり
    静止したガラスには、物語が生まれる。

    その中に、日常のたわいもない会話や
    思いがけない出来事、あらゆるものがスパイスとなり

    今の自分が、作りだせるモノになる

    こうして生まれたモノが、誰かの手に触れ
    またそこで、モノと”誰か”との新たなコトがはじまる

    モノが繋ぐ縁

    私には、そのコトは知れないが、モノは知っていく

    そんな素敵なモノ・コトが繰り広げる物語に
    私は、モノでアプローチしつづける

    私の想像するモノは、次から次へとあふれでてくる
    そのモノを、理想のモノにするには
    私はまだまだ未熟である

    だからこそ、これからももっと自身を研鑽しながら
    理想を追求していきたい

    日々のかけがえのない生活の中で
    今日も息子と笑顔で散歩しながら

  • ガラス作家
  • 小島 有香子 Yukako Kojima

    2001  多摩美術大学 立体デザイン専攻 クラフトデザイン専修 ガラスコース卒業
    2006 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
    2006 富山ガラス造形研究所 研究科 修了
    2006  『SOFA CHICAGO 2006』(シカゴ,アメリカ) *2008,2009, 2012〜2018年にも出品
    2007  『Allure of Japanese Glass』…Pittsburgh Glass Center(ピッツバーグ, アメリカ)
    2009  『FLAT GLASS ー 平面から浮かぶもの』…瀬戸市新世紀工芸館(愛知) / NHK教育「新日曜美術館」出演
    2013  『日本伝統工芸展60回記念
工芸からKOGEIへ』…東京国立近代美術館 工芸館
    2014 『iGlass 2014 – Japanese Contemporary Glass Exhibition』…LEVANT ART(上海/中国)
    2016 『feeling in glass 感じとるかたち』…富山市ガラス美術館(富山)
    2017  『板ガラスの表現 〜ひろがるかたち、無限の可能性〜』…能登島ガラス美術館(石川)
    2019  『ガラス造形の創造と深化』…樂翠亭美術館(富山)
    2020  『工の芸術 素材・わざ・風土』…国立工芸館(石川)
    2021   NHK BSプレミアム「美の壷」出演
    2022  『EXPANDING HORIZONS(International Festival of Glass)』…Ruskin Glass Centre(UK)
    2023  『四弁花 かぐわし』…セイコーハウス銀座ホール(東京)
    他、個展、グループ展多数
    【受賞歴】
    2005 『第45回 富山県デザイン展』 グランプリ
    2007 『国際ガラス展・金沢2007』 第10回展記念特別賞 /『第五十四回 日本伝統工芸展』 高松宮記念賞
    2008 『第3回 現代ガラス大賞展・富山2008』 特別賞(北日本新聞社 社長賞)
    2010 『国際ガラス展・金沢2010』 奨励賞
    2011 『第4回 現代ガラス大賞展・富山2011』 大賞
    2015 『工芸都市高岡2015クラフトコンペティション』 ファクトリークラフト優秀賞
    2018 『富山ガラス大賞展・2018(国際)』銀賞
    【収蔵】
    国立工芸館(石川)、富山市ガラス美術館(富山)、樂翠亭美術館(富山)
    石川県能登島ガラス美術館(石川)、石川県デザインセンター(石川)

  • https://www.instagram.com/yukako.kojima.27/
  • message
  • 主に「自然の光」をテーマにし、建築資材の板ガラスを何枚も貼り合わせて層を作り削る『積層ガラス』という技法で制作しています。

    積層したガラスを削ることで断面の模様や面の重なりが現れ、光の効果も
    加わって色のグラデーションが生まれます。

    ガラスと光の効果により、また視点の移動によって色や光の印象が変化し
    異なる表情を見せてくれます。

    会場では是非、様々な角度から作品をお楽しみください。

Photo: Seiji Yamagishi

  • 小路口 力恵 Rikie Shojiguchi

    【略歴】
    1972 富山県富山市生まれ
    1998 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
    2000 富山ガラス造形研究所 研究科 修了
    2000 富山ガラス工房 所属(〜2003)
    2003 あさひふるさと創造社 なないろKAN硝子工房 所属(〜2005年)
    2005 “小路口屋”硝子工房 設立
    【経歴】
    2002 個展「小路口 力恵 硝子展」(ギャラリーNOW2/富山)
    2003 北陸の作家たち「グラスワークス2003」(富山市民プラザ・アートギャラリー/富山)
    2004 Glass Flowers-グラス・フラワーズ-(石川県能登島ガラス美術館/石川)
    2006 個展「g&g glass展-ここちよい生活」(ギャラリー結/富山)
    2006 個展「小路口力恵 冬硝子展」(延寿堂ギャラリーSophora/京都)
    2007 個展「ちいさなもの」(手仕事扱い処 ゆこもり/長野)
    2008 ART BOX152「ものとものをとりまくもの」(西田美術館/富山)
    2009 個展「ここち」(手仕事扱い処 ゆこもり/長野)
    2010 Collect Art Fair(Saatchi Gallery/ロンドン)(2011年、2012年、2015年)
    2010 個展「小路口力恵 ガラスによる造形展」(酉福ギャラリー/東京)
    2011 京畿道世界陶磁ビエンナーレ 韓日ガラス造形ワークショップ(韓国)(2013年)
    2011 「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス」(樂翠亭美術館/富山)
    2012 SOFA NEW YORK(アメリカ)
    2013 SOFA CHICAGO(アメリカ)
    2013 個展「小路口力恵 ガラス造形展」(酉福ギャラリー/東京)
    2014 個展「小路口力恵展−柔和」(ギャラリーNOW/富山)
    2015 Glass Works from Japan and Korea (gallery LVS/韓国)
    2016 個展「小路口力恵ガラス展」(gallery AMISU/滋賀)
    2016 LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 富山県代表の「匠」として選出
    2017 Palm Beach Modern + Contemporary(アメリカ)(2018年)
    2018 個展「小路口力恵ガラス展」(gallery AMISU/滋賀)
    2019 TAKUMI CRAFT CONNECTION-KYOTO(京都新聞ビル/京都)
    2020 個展「小路口力恵ガラス展」(黒壁ガラススタジオ/滋賀)
    2022 個展「小路口力恵硝子展」(黒壁ガラススタジオ/滋賀)
    【受賞歴】
    2002年 日本現代ガラス展・能登島 金賞受賞
    2008年 「ローマ賞展祭 北陸の工芸・現代ガラス工芸展」シルヴィオ・ヴィータ賞受賞 (ローマ日本文化会館/イタリア)
    2011年 第5回「酒の器展」金賞受賞
    2019年 第58回日本伝統工芸富山展 日本工芸会富山支部賞受賞
    【主な所蔵先】
    石川県能登島ガラス美術館・富山市・東京ミッドタウン ガレリア・韓国陶磁財団
    インターコンチネンタルホテル大阪・富山第一銀行 本店

  • https://shojiguchi-ya.com/
  • message
  • 「やさしく、やわらかく、ここちよい。」
    心に心地よく響く作品を作りたい
    手で触れ、手で感じながらガラスを削る
    手で視るものづくり

    削り、仕上げたガラスは
    やわらかな表情になり
    光や空気を優しく包み込む


    私のモノ作りはその作品を「好き」か、そして作品が仕上がった時に自分自身がまず「笑顔」になれるかを大事に制作しています。
    理由もなくなんだか好き、惹かれる、心にすっと入り込み寄り添う作品を作り 出したい。
    そんな作品を誰かに届けたい、誰かが笑顔になってくれたら…。

    ガラスは冷たい堅いなどのイメージがありますが、私が目指すのは人の心を  温かく柔らかく包み込んでくれるような作品です。
    これからピリッとした寒さが始まる北海道。
    ほっこり心が温まる、そんなガラス作品をご覧いただけたらと思っています。

  • ガラス作家
  • 田中 有希 Yuki Tanaka

    【略歴】
    石川県生まれ

    • 1998
    • 国立富山商船高等専門学校 商船学科 卒業
    • 2002
    • 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
    • 2004
    • 富山ガラス造形研究所 研究科 卒業

    現在 富山で制作
    【近年の経歴】

    • 2021
    • 「wall craft展」(もえぎ本店MOREギャラリー・栃木)
    • 2021
    • 「動物モチーフ展」(栃もえぎ本店MOREギャラリー・栃木)
    • 2021
    • 個展「ON↔OFF」(UROCO・富山)
    • 2022
    • 「命の鼓動」(Ecru+HM・東京)
    • 2022
    • 「wall craft展」(もえぎ本店MOREギャラリー・栃木)
    • 2022
    • 個展「ガラスの動物展」(ギャラリー舟あそび・石川)
    • 2023
    • 「アートのツブテ展」(もえぎ本店MOREギャラリー・栃木)
    • 2023
    • 二人展「気配」(北澤美術館・長野)
    • 2023
    • 個展「日々」(もえぎ本店MOREギャラリー・栃木)
  • https://www.instagram.com/yu_ki.hanauta/
  • message
  • 今まで出会った人々のふとした表情や仕草なんかが、スナップ写真で撮るように記憶されていて、頭の中のアルバムに保存されています。
    ちょっとしたエピソードも動画として残っています。

    動物たちを見ている時に、その仕草や動きと、記憶の中の人々の画像とが重なって一つの個性を持ち始め、自分で動き出すように思えます。

    とこんなふうに文章にすると、なんだか、たいそうなことのように聞こえますが、つまりは、ただ、頭の中で色々と組み合わせ、話のひとつもモワモワと妄想しながら、日々楽しく作っているだけなのですが…。

    私の妄想はさておき、私の作ったものが、見て下さる皆様の知っている誰か、  身近などなたかの記憶と結びつき、また新たな物語が生まれるなら、    
    こんなに嬉しいことはないなと思います。

  • glass in Toyama
  • 2023.11.3 Fri. - 11.12 Sun.
  • am 11:00 - pm 6:00
  • unga plus gallery
  • Ironai 2-1-20, Otaru, Hokkaido

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作家紹介 artist introduction

Photo: Seiji Yamagishi


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