造形家の上ノ大作さんと一緒に、SCARTSスタジオの真っ白な空間に、カラフルな毛糸を張り巡らせて、大きな作品を作ります。
上ノさんは、竹ひごなどの自然素材を使って、美しい曲線を描く大きな立体作品を作っています。
毛糸を結んで、スタジオ一面に張り巡らせて、空中に絵を描くように、みんなで大きな作品を作りましょう。
身近な素材に触れながら、五感を使って空間を体感するワークショップです。

上ノさんは、竹などの自然素材を使って、空間に合わせた大きな造形作品を制作しています。今回のワークショップでは、事前に80本の木材をつなぎ合わせて作っていただいた、幾何学的な形状に、カラフルな毛糸を絡ませて、みんなで一つの大型作品の制作を試みました。

今回の裏テーマは、「結ぶ」。毛糸で結ぶ前に、ロープを使って、結ぶ練習をしました。今の子どもたちは、暮らしの中で、紐を結ぶ機会が少なくなってきているかもしれません。最初は、なかなか結ぶことができず、苦戦していた子どもたちですが、上ノさんが一人ひとりに優しく声をかけ、徐々にスピードも上がってきました。

好きな色の毛糸を選び、二種類の結び方を組み合わせて、空中にドローイングをひくように毛糸を絡ませていきます。

5つのパーツをチームに分かれて制作し、最後は、合体させます！

子どもたちにも支えてもらいながら、上ノさんが組み立てていきます。どんな形になるのか、ワクワク、ドキドキ。

そして、出来上がった作品が、これ！！

SCARTSの突き抜けた広い空間に、カラフルな毛糸で彩られた躍動感のある作品が出現しました！

作品の中に入り込み、横から下から、色々な角度から作品を鑑賞しました★

今回のワークショップは、みんなで作る大型作品の制作に挑戦しました。今までのFamily Art Dayの中でも、最も大きな作品です。毛糸を結んで絡ませて、単純な作業ではありますが、色や毛糸の絡ませ方もそれぞれ。個性が集結し、ここでしか生まれない作品が完成しました！

解体するのがもったいない・・そんな声も聞こえてきましたが、その瞬間を体感することこそが、造形作品の醍醐味かもしれません。

作品を残すことはできませんが、きっと、参加者の記憶に残るワークショップになったのではないかと思います。

素晴らしいワークショップを進めていただいた上ノ大作さん、全力で楽しんで参加していただいた皆様、ありがとうございました！