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Workshop

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~木をチョキチョキ~“木”で絵を描こう!

講師:島田 晶夫(木工作家)

開催日/10.14 sat. モエレ沼公園ガラスのピラミッド1F スペース1

対象:5歳~小学6年生

参加費/1,500円

木工作家の島田晶夫さんと一緒に、ハサミでも切ることができる薄い“木”を使って、絵を描きます。
島田さんは、木象嵌(もくぞうがん)と呼ばれる、「木」を象(かたど)り、ジグソーパズルのように嵌(は)める絵を作っています。
木は、ひとつとして同じものはありません。色も、木目もそれぞれです。
絵具やクレヨンなどの画材は使わずに、木の色だけで描く世界を作ります。

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島田さんは、木を使って色々なモノを制作している作家です。家具の他、オーバル型や様々な作品の形に合わせた額装も手掛けています。今回は、島田さんがこのワークショップのために作ってくれた額に、ハサミでも切ることができる薄い木を使って、木の色だけで絵を描くことを体験してもらいました。

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素材の木は、島田さんが象嵌を制作した時にでた端材も使わせてもらいました。草花や動物などをあしらった形を切り取った後の端材は、どれも面白く、色も様々です。島田さんが切り抜いた形を生かして、下書きもなしに、チョキチョキとハサミを動かしていきます。

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額の中だけではなく、額の縁や外にまで作品が飛び出していく、素敵なアイディアも!

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頭をくっ付けあって、親子で一緒に楽しみながら、制作していました。

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最後は、みんなで作品の発表会!島田さんからも、それぞれに、感想をいただきました。

今回のワークショップは、身近な素材の木に触れ、木の色だけで絵を描くことを体験をしてもらいました。島田さんが象嵌に使われている薄い木は、ハサミでも切れるほどの、柔らかな木です。木をハサミで切るという経験も新鮮で、また、着色をせずに、木の色だけで描くことで、”木”という素材と向き合ってもらいました。

島田さんが切り抜いた後の形から、様々な世界を想像し、新たな形が生まれました。下書きもせずに、ためらいもなく、チョキチョキとハサミで切り、接着剤で付けていきます。慎重に考えながら作る子や、大胆にカットした木を次々と重ねていく子、額からはみ出して世界を創りあげていく子と、改めて子どもの創造力の豊かさに驚かされました。

このワークショップのために額を制作いただき、素晴らしい機会を作ってくださった島田晶夫さん、ありがとうございました。


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