木工作家の辻有希さんと一緒に、「やじろべえ」を作ります。辻さんは、木を使って、器や家具、モビールなど、様々なモノを作っています。辻さんのアトリエでは、作品を作る途中でたくさんの面白い形が生まれます。その面白い形の木を使って、テーブルの上でゆらゆら揺れる「やじろべえ」を作ります。積み上げたり、削ったり、色を塗ったり、様々な表情の木に触れて、モノ作りを楽しむワークショップです。

最初に、辻さんが作っている器やモビールなど、作品を見せていただきました。こちらのモビールは、会場の隣のアトリエスペースで販売していたモビールです。この置き型のテーブル・モビールをヒントに、端材を使って、やじろべえ作りに挑戦しました。

辻さんが作品を作る途中で、たくさんの面白い形が生まれます。まあるい形、細長い形、やりのように鋭い形、見ているだけでワクワクするこの木を使って、まずは、土台を作ります。

木を積み上げたり、くっつけたり、土台の形が完成したら、スタンプインクやクレヨン、アクリル絵の具で着色していきます。

子どもたちは、辻さんが驚くほどのスピードで、どんどん手を動かしていきます。

竹ひごの両端に、木材も取り付け、バランスを調節して、”やじろべえ”の完成です！

最後は、辻さんと一緒に、みんなで鑑賞会！

「造形としても成り立つ作品ですね～」と辻さん。
辻さんの子どもたちへの優しい声掛けが印象に残る、とても素敵なクリスマスになりました。

作家の素材に触れ、その素材の可能性を肌で感じ、作品が生まれる過程を体感してもらうワークショップとなりました。準備の段階から何度も打ち合わせを重ね、一生懸命に考えていただいた辻さん、本当に、ありがとうございました★