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Workshop

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~つぶしてねりねり~絵具を作って描いてみよう!

講師:朝地 信介(日本画家)

開催日/7.3 sun モエレ沼公園 ガラスのピラミッド1F スペース1

対象:5歳~小学6年生まで

参加費/1,500円

日本画家の朝地信介さんと一緒に、絵具を作り、出来上がった絵具で自由に絵を描きます。
絵具はチューブに入って売っているのが普通ですが、元々は自分で一色ずつ手作りして使っていました。このワークショップでは、日本画の絵具の一つである水干絵具や、土や小石などの身の回りにある様々な材料を自分の手ですりつぶし、糊を混ぜ、練った絵具を使って絵を描きます。

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まずは、絵具の素となる材料選びから始まります。
朝地さんが用意してくれた、どんぐり、まつぼっくり、キラキラした貝殻や、小石、木炭、トウモロコシの種やレンガなどなど。この材料を見るだけでも、ワクワクしますね★

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「うーん、良いにおい!」貝殻からは海の香りがするのかな??

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選んだ材料を、金づちで砕き、粉砕機にかけて細かくします。
「どんな色になるのかな~」この待ち時間が、ワクワク、ドキドキ★

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自然素材の他、日本画材の水干絵具も使います。
「どの色が良いかな~、沢山あって迷っちゃうね~」

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選んだ水干絵具を、すり鉢とすりこぎで、さらに細かく砕きます。

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自分で作った絵具を使って、お絵かきをします。
自然からいただく色は、とても柔らかい発色です。
魚たちが、綺麗な澄んだ海を気持ち良く泳いでいますね~

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トウモロコシの種から作った質感のある絵具で、素敵な絵が出来上がりました★

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最後は、みんなの作品を鑑賞し、朝地さんからもコメントをいただきます。
「このまま絵本になるような、素晴らしい作品ですね~!」

今回のワークショップでは、ただ絵を描くのではなく、日本画の絵具と材料について、絵具の成り立ちからレクチャーを受けていただきました。自然の素材を自分で選び、砕いた具材に、指を使って糊と水で混ぜ、絵具作りから体験しました。指を使って絵具を作るので、色の薄さや厚みまで、自分で調節することができます。その特徴を生かし、参加者それぞれが、それぞれの表現をしているのが印象的でした。子どもたちの表現の豊かさ、無限の創造力に改めて気づかされました。

参加いただいた皆様、素敵なワークショップを考えていただいた朝地さん、本当に、ありがとうございました!


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