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  • 人は書物を読む姿に魅せられる。
    どんな場所でも、どんな状況でも、人は読むことに没頭し
    書物が持つその世界に飛び込むことができる。
    文字の羅列から空想の翼を広げ
    見たことがない景色に出合い
    様々な体験をする。

    時の重なりを肌で感じられる空間CONTEXT-Sで
    4人の作家の作品と共に、読む時をお楽しみください。

    *8月27日(土)
    アーティストトーク&オープニングパーティー
    17:00 START
    入場料:500円(ドリンク・焼き菓子付き)

    *8月27日(土)11:00~16:00
        28日(日)11:00~19:00
    週末の2日間、銭函のKAMOME COFFEEと札幌のM(みゅう)の焼き菓子を提供するカフェをオープンします。出品作家の器でお楽しみいただけます。

    *会期中は、「読む」をテーマに選書した約100冊の本も、作品と共に展示販売します。書物を手にする来場者の姿も、展覧会の大切な要素となります。ぜひ、ごゆっくりと読む時をお楽しみください。
    協力:ヒシガタ文庫

  • フライヤーデザイン:drop around
    撮影:山岸 せいじ

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作家紹介 artist introduction

  • 陶芸家
  • 伊藤 丈浩 Takehiro ITO
    • 1977
    • 千葉県生まれ
    • 1995
    • 焼き物作りを志す
    • 1998
    • 益子へ移住 製陶所勤務
    • 2002
    • 半年間、アメリカ周遊
    • 2004
    • 約一年間、日本各地の窯業地を見聞
    • 2006
    • 独立
  • http://itomashiko.exblog.jp/
  • message
  • 本展のテーマを頂いて思ったのは、たった一人の自由旅行でした。
    読書の時間は一人その世界へ飛び込んで、文字から生まれる形態と文章から生まれる様相で構築された空想の世界へと飛び立って行きます。
    ・・・しかし、そこへ飛び立つためには少し支度が必要です。
    飛行中の居心地の良い空間。ファーストクラスに匹敵するお気に入りの椅子。フライトの燃料となる嗜好品、などなど。
    器を普段制作している私は今回そんな想いから、かしこまらず気軽なフライトを願って読書の傍らで用いるような器を用意してみました。
    コーヒーやカフェオレを飲んだり、クッキーやポップコーンを頬張ったり、あの店で買ってきたケーキを食べたり、昨日の残りのスープを流し込んだり、時には煙草を燻らせたり・・。

    束の間ながらも耽るひと時を楽しむため、万全の旅支度を整えて。
    さぁ、いってらっしゃいませ。

  • 木工作家
  • 辻 有希 Aki TSUJI
    • 1987年生まれ 札幌在住
      北海道教育大学岩見沢校芸術課程美術コース木材工芸研究室卒業。
      その後、家具メーカーにて勤務し、家具の製作に携わる。
      現在は、札幌を拠点に器やアクセサリーの制作活動を行う。
    • 2009
    • 第27回朝日現代クラフト展 入選(大阪)
    • 2010
    • 伊丹国際クラフト展 奨励賞(兵庫/東京)
    • 2011
    • 工芸都市高岡クラフト展 入選(’12/’13)
    • 2013
    • 個展 [佇まうセンとカタチ](北広島/黒い森美術館)
      紙と木の作品展「朝に起きる。」(札幌/context)
    • 2014
    • 二人展「くらしのもの展(東京/GALLERY RUEVENT)
      紙と木の作品展「そして、夜がくる。」(札幌・東京/context)
      クラフトで乾杯 展 佳作賞(札幌)
    • 2015
    • 個展「ならべてかさねて」(札幌/GALLERY kamokamo)
      灯しびとの集い 出展(大阪)
    • 2016
    • 六人展 春/朝の食卓展 (東京/spiral market)
  • http://akitsuji.com/
  • message
  • 作品を作るときは、いろいろな視点から考えるようにしています。
    日常の中でどのような場面で使われるのか、また使われていないときの佇まいはどんなだろうかと。俯瞰から見たり、たくさん並べたり、重ねて戸棚にしまったり…。使っているときにふとした場面で違う表情を見せてくれるよう制作したいと思っています。ものの違う顔が見えた瞬間、日常は少し楽しくなっていくような気がするのです。

    作品を制作するにあたって大切にしていることがあります。それは多方面から「木工」を見ることです。グラフィック建築などの異分野に触れたり、人と話したりすることが、新たな構想につながっています。また、そうすることは同時に「木」のことを見直すきっかけにもなっているのです。
    新たな試みへの挑戦を忘れず、木工という分野を深めていきたいと思っています。

  • 彫刻家・金属工芸家
  • 藤沢 レオ Leo FUJISAWA
    • 金属工芸、彫刻、現代美術、舞台美術等ジャンルを横断しながら鉄や木・繊維などを用い、種子のモティーフや、日常に隠れた不可視な要素を視覚化する作品、ワークショップを通し「死と生命」をテーマに制作する。主な展覧会として「パサージュ」(札幌芸術の森美術館中庭-2008)、「不在の存在」(茶廊法邑-2014)、「N.E.blood21 藤沢レオ展」(リアス・アーク美術館/宮城県気仙沼市-2016)など。地元苫小牧では2004年に発足したアートを触媒に社会に作用する活動「NPO法人樽前artyプラス」代表理事を務める。
    • 1974
    • 北海道虻田町(現洞爺湖町)生まれ
    • 1997
    • 道都大学美術学部デザイン学科卒業
    • 主な個展
    • 2016
    • 「N.E.blood21 vol.58 藤沢レオ展」(リアス・アーク美術館/宮城県気仙沼市)
    • 2014
    • 「不在の存在」 (茶廊法邑・札幌)
    • 2012
    • 「春にて、」 (GALERIE SOL・東京/銀座)
    • 2008
    • 「藤沢レオ展 -パサージュ-」 (札幌芸術の森美術館中庭・札幌)
    • 主なグループ展
    • 2015
    • 「NITTAN ART FILE -インスピレーション-」 (苫小牧市美術博物館・苫小牧)
      「思考するアート展 コトバノカタチ」 (北海道立帯広美術館・帯広)
      「樽前arty2015×時間旅行」 (ギャラリーLEO、樽前小学校・苫小牧)
      「Imaginary Landscapes 01 想像の山脈」 (モエレ沼公園ガラスのピラミッド・札幌)
    • 2014
    • 「Sprouting garden -萌ゆる森-」 (札幌芸術の森・札幌)主なプロジェクト
    • 2004~現在
    • 「樽前arty」 (苫小牧)
    • 主な舞台美術
    • 2016
    • 「果実」作・演出:弦巻啓太 (サンピアザ劇場・札幌)
    • 2015
    • 「Water flow」作・演出:清水フミヒト (コンカリーニョ・札幌)
  • http://leofujisawa.com/
  • message
  • 『問いと解』

    本を手に取るとき、本を開くとき、何を期待しますか?
    私の場合、単に楽しみであることは間違いないのですが、そのときの心持ちが本を選ばせているようで、知りたいこと、思考へのヒント、はたまた現実と懸け離れた世界への逃避行。
    それはそのとき必要な解答を探す作業であったり、次の問いを探す作業であったり。

    私の仕事は工芸とアートを行き来しており、その性質には随分違いがあるように思います。
    暮らしを考えるとき、如何に生きるか。という大きな問いはアートのようであり、今日はお気に入りの椅子に深く沈んで本を読む。という明らかな解の中には工芸が関わっているように思います。
    私にはそのどちらもが暮らしを豊かにする必須要素のように思え、どちらも突き詰めようと日々試行錯誤が続いています。

    この度は空間に変化を与える小さな彫刻群と、ひとに寄り添う椅子たちを作りました。
    暮らしを考える。
    この問いと解は永遠の楽しみと言えます。

  • 紙作家
  • 馬渕 寛子 Hiroko MABUCHI
    • 1977年北海道新篠津村生まれ。
      京都で和紙の伝統工芸の仕事に就いた後、2年間製本教室にて学ぶ。貼箱やノートなどの文具の他、紙という素材を追求した作品を制作。
    • グループ展
    • 2015年
    • 「advent 四つの灯り」CONTEXT-S(札幌)
      「閑   土-紙」十一月藻岩(札幌)
  • message
  • 人が本を読んでいる姿は常に身近にあります。
    どんな場面でもその姿は静かで何かひきつけられるものを感じます。

    15年前に友人から貸してもらったのがきっかけで読み始めた作家がいます。
    本は今でも沢山は読みませんが、唯一その作家の本だけは古本屋で探しては片っ端から読みました。
    そして何度も思い出したように読み返していきました。知っている内容なのに読み返すときはいつも新鮮で新しい気づきが沢山あり、どんどんのめりこみました。一冊の本からどれだけのことが得られるのかと思うと本当に素晴らしいことと思います。そして、これからも新しい気づきが待っているのかと思うとそれも楽しみです。

    本の内容とは別に、印刷された活字のインクの溜まり具合、不揃いさ、活字の配列など、そんなところも気になってしまいます。
  • Artist talk and Party
    5.00 pm start
    Saturday 27th, August
    Admission : 500 yen with drink and snack

    Weekend Cafe
    Sat. 27th August 11.00 - 16.00
    Sun 28th August 11:00 - 19:00

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作家紹介 artist introduction

  • Paper Artist
  • Hiroko MABUCHI

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